思いがけず地デジ化完了

地デジ化してしまった。思いがけず。
何だろう、嫁が急に「もうテレビ買おう」と言い出して、自分としては「まだいい」と思いつつ、母が娘のために送ってくれるDVDがPS2で見られなかったことから(実家は地デジ化完了しており、CPRM対応のDVDだったため)
「とりあえず、DVDプレーヤーだけ買うかなあ、でもどうせ地デジ対応してレコーダー買ったら見られるしなあ、でも早いとこ見られるようにしてやらんと孫のためにせっせと送ってくる母に悪いなあ・・」とそろそろ潮時と感じていたのもあったからかもしれない。
その日いきなり家電量販店に直行し、ブルーレイを搭載したHDDレコーダーと、32型液晶テレビの購入を店員さんに申し出た。はっきり言って衝動買い。この経緯については今ちょっと反省している。合計で10万円ぐらいで、安く済ませた方であろうが10万といえば大金である。買うと決めたら1週間でも研究して買うべきであった。

実際には、いざ決済という段になって、「テレビは在庫無し、メーカーも生産してない、展示品なら」という話になり、しかし聞いてみると展示品だからといって安くしてくれるわけでもないらしい。そのくせ、「展示品でずっと使ってますから保証は1年です。」と謎の矛盾した提案に首をかしげ、それでもとりあえずレコーダーを買えば、地デジは見られるし録画も出来る、とのことだったので、母が送ってくるDVDの件もあり、またVHSテープによる録画からHDD録画に変わったら快適だろうなあ、との憧れからとりあえず、レコーダーだけ買うことにした。結果としてテレビについてはもう少し研究する時間が取れてこれは良かったのかもしれない。

家に帰り、自宅のすごい奥行を持つアナログテレビにレコーダーをつなぐとあっさりと地デジが映った。これで私も「地デジの世帯普及率」に貢献してしまったのだろうか。もちろんテレビ単独でアナログも見られる。番組自体はレターボックスでもアナログの方が見やすい。レコーダー経由で地デジを写すとなんというか縦長?になっているような気がするし、レターボックスで表示できないので(モードはあるが反映されなかった)、左右がレターボックスよりたくさん切れてしまって見にくい。また、地デジを見ても何のメリットも無くそのためにレコーダーを立ち上げるのも馬鹿馬鹿しく、めんどくさいので普段はまだテレビ単独でアナログ放送を見ている。

録画機能については、格段に便利になった。前のVHSデッキがもらい物で操作が分からず「録画予約」が出来ないという、信じられない状態だったのもあるが、番組表から簡単に録画、予約等が出来るのは革新的であった。もちろん世間的にはもう10年ぐらい前には実現していた技術かもしれないが、ウラシマ状態といいますか、古いものを使い続けてると、新しいものに遭遇したときの感動も倍増していいですね。ただ、新しいものなのに、動きがモッサモサになってるのは仕方ないとはいえ、残念。携帯をmovaからFOMAにしたときも思ったけど、結局あれって元の快適さには戻ってない。

まだ、ブルーレイディスクを見たりはしていないですが(テレビがアナログでは意味もなさそうだし)、テレビを買ったらレンタルでブルーレイも見たみたいと思います。

そういえば、先日結婚式に出席したときに「まだアナログテレビを使っている」と言ったら、その席にいた全員に「えー!」みたいな反応をされた。そのテーブルには自分を含めて7人がいたが、アナログは私一人みたいであった。そうなると地デジ普及率83%もそんなに外れてないのかもと思わざるを得なかった。