微妙な判定・・。

昨日、夏の甲子園の決勝戦があり、佐賀北高校が県立高校ながら大逆転勝利で優勝しました。

この試合、8回に佐賀北高校が5点を奪って逆転したのですが、その1点目となる押し出しフォアボールとなった際に投じた一球の判定について佐賀北高校の監督が不満を漏らしたとのことです。

確かに最初にテレビのニュースで見たとき、私も「えっ?ボール??」と思ってしまいました。
そのフォアボールで1点取られた後、満塁ホームランで逆転されたわけですから悔しいと思います。

ただ、その後、別の番組でしっかりと見てみると思ったより微妙なコースで、「誰が見てもおかしい」というほどの判定ではなかったと思います。個人的にはぎりぎりでストライクだと思いましたし、あれをストライクとってくれないとピッチャーはど真中に投げるしかなく、きついと思います。

しかし、審判も人間ですから、「ルールを間違えた」ならともかく、ストライクかボールか、セーフかアウトかなどの判断について完璧にジャッジできるわけがありません。もちろん少しでも正しくジャッジできるように、審判自身が努力したり、必要に応じてビデオ判定などの導入を検討するなどやるべきことはありますが、現在のシステムで審判に完璧を求めるのは無理です。

現在では、ビデオ判定などの人間の判断を補完するシステムは取り入れられていない以上、「人間である審判の判定がすべて」というのが野球のルールです。人間が間違わないわけないのですから、間違いも含めて審判の判定を尊重することで試合の秩序を保っています。私も個人的には広陵を応援していましたし、きわどい判定に文句を言いたくなる気持ちは十分にわかりますが、それも含めて野球なんだと思っています・・。