敷金返還請求!(その2)

しばらくほったらかしにしていたのですが、先日やっと敷金返還請求の内容をメールにて通知しました。メールではなく内容証明郵便で通知するのが通常ですが、1000円以上もかかるので無駄な出費をしたくないと思い、とりあえず同じ内容を立ち退きのときに来た管理会社社員の名刺に書いてあったメールアドレスに送ってみました。

もちろん、メールでは到着したかどうかの保障は無いため無視されることも想定されます。もし無視された場合には内容証明で送ろうと考えたのです。

3日ほど前にメールを送ったのですが、本日、回答が郵送で送られてきました。

結論から行くと返還はしないそうです。

私の通知の内容と、回答については後日詳細をアップしたいと思いますが、とにかく敷金返還では知識のない退去者が狙われ、払う必要の無い修繕費を見積もられ、敷引きして返還なし、さらには敷金で補填できないと請求までされることがザラです。

今回、気持ちとしては裁判をしても勝てる見込みはあると思います。(退去時に退去者負担で畳を無条件にすべて新品に取りかえるという契約書の内容が、賃借人の利益を一方的に害する不当なもので、消費者契約法の10条に違反しているといえると思う。)
しかし遠方へ引っ越したということと、小額訴訟で訴えても、通常訴訟に切り替えられるであろうことや、裁判に要する費用と労力を考えるとなかなか難しいです。

やっぱり退去時の対応が大切です。私もかじった程度の民法で通常損耗分の貸主負担をかなりしつこく主張しましたが、その程度では敷金を不当にせしめてきた業者には勝てないことがわかりました。その時点で敷金返還請求事案の判例や、国交省ガイドライン消費者契約法についてもう少し詳しければと思っています。

もしこれから引越しなどを控えておられる方がいましたら、ぜひ上記についてWEB等で目を通してロジカルに敷金返還を主張するか、今はそういったことを代行してくれる業者のようなものもあります。2万程度で依頼できるようです。(十数万も不当に取られるぐらいなら十分に利用される価値はあると思います。)そういったことも含めて万全の対応で退去に臨んだ方がいいです。決して敷金は戻らないもの、請求さえされなければいいなどと消極的にならないで欲しいと思います。

私の失った17万あまりを無駄にしないため、一人でも多くの方が「預けただけの自分のお金」を悪質な業者に奪われることがなくなるよう、しばらくこのテーマについて有用な情報へのリンクなどを紹介していきたいと思います。