ちっさいなぁ

先日、東京のあたりのスーパーでレジ袋の有料化が実現されたとのニュースが流れていた。これはCO2削減のためのレジ袋使用量減量のための施策である。今まではお金を取るのではなく、買い物袋持参の人にポイントカードのようなものを配って、スタンプ20個たまったら100円サービスみたいな形は僕の住んでいるところでもやっているところはあった。

有料化はこれからさらに一歩踏み込んだということである。やはりお金を取られるということになれば、より「買い物袋持参、レジ袋辞退」の機運は高まるであろうからである。(経済学でいえば外部不経済を解消するための課金であるとか環境税のような感じであろうか。この辺は知識が浅いので間違っているかもしれない。要するにコストを課すことによって社会をいい方向へ持っていこうという施策である。)

しかし、この導入についてインタビューされた人の中に「ちっさいなぁ」と思わせることを言っている人が、少なからずいた。

「今までタダだったのに痛い」「主婦にとっては5円でもこたえますね〜」「急に買い物することになったらどうすればいい」「ゴミ袋として使ってるので困る」

いったい何のためにスーパーがこんなことをしているのか(まあ、実際は「容器包装リサイクル法」によってお上がさせるよう仕向けているのではあるが)を考えれば上記のような発言はできないだろう。スーパーからすればレジ袋有料化なんかしたくもないはず。もっと大きな視点でモノを見て欲しいものである。

必ず5円で買えと言っている訳ではなく、買い物袋が欲しい人に5円で売るといっているのだ。
本当に5円がこたえるなら、買わなくていいように買い物袋を持参しよう。払わなくていい方法は残されている。
急に買い物に来ることが年に何回ある?年間でいくらの出費になる?そんなに大変ですか?
買い物袋はタダでもらえるのが当たり前、という意識が大量消費を呼び、環境に悪影響を与えているのは事実ではないだろうか。正すべき時である。

かくいう私の家族は私も含めて、買い物袋持参、レジ袋辞退を実践している。もちろん忘れることもあるが、有料になったからといって文句を言うようなことはしないであろう。

買い物袋の5円に文句を言うのは、決してその人の収入の高い、低いによって決まるのではない。もっと別の次元のものであると私は思う。ズバリ言うとトゲがあるので言わないが。

年収200万ちょっとの私が言うのだから間違いない(笑)