地デジ化の話

また地デジ化の話です。どんどんすごくなっていくのでどうしても書きたくなってしまう。
全国一斉地デジ化テスト。恐ろしい。うちはまだアナログテレビを見ているが、地デジ化テストはひどかった。「1年後あなたのテレビは・・」とかいわれてドアが開くと砂嵐・・。そしてものすごく低いトーンで「地デジカ」が「1年後あなたのテレビはこうなります・・・こうなる前に地デジの準備を・・・・」みたいに脅してくる。なんなの・・・。
放送の方も、この7月からはほぼ「レターボックス化」が行われてて、4:3の画面の中に16:9を中途半端に表示するようになった。中途半端というのは結局左右が少し入りきっていないからだけど、テレビ局はもう、4:3に関しては使ってる方が悪いという認識で、テロップやスーパーが切れてるのは当たり前になった。
こういうことをするなら、例えば
『2010年7月までに地デジ対応をお願いします。2010年7月以降は通常に放送が視聴できなくなります。そして2011年7月にはアナログ放送は完全に停波します。』
といったアナウンスが必要だろう
『2011年7月24日にアナログ放送は終了します。地デジの準備はお早めに』
であれば、2011年7月24日までに準備してくれ、の意味だと思うし、それまでは少なくとも今までどおりの放送は行うという趣旨にしか聞こえないよ。

しかし今はまだましで、来年4月にはさらにすごいことになる。http://journal.mycom.co.jp/series/chideji/001/index.htmlによると、

2011年4月、アナログ停波まであと3ヶ月という段階になると、アナログ放送はものすごいことになる。4種類の放送形式が決められていて、テレビ局がそのうちの一形式を選ぶことになっている。ひとつは画面の面積を1/4にしてしまい、告知を行う方式。もうひとつは通常の放送画面に常時告知テロップを重ねる方式だ。ここまでなら、非常に見づらいとはいえ、番組を見ることができる。しかし、あとの2方式は、まったく番組を見ることができない。ひとつは地デジに切り替える方法を説明するミニ番組が流れるもの。もうひとつは全面テロップだ。このふたつの方式では、番組を見ることはまったくできなくなる。

なんだろうね、自分自身はそろそろテレビを買い換える覚悟は出来てるし、最終的には地デジ対応するつもりなんでいいんだけど。大の大人が、正面から「嫌がらせをして目的を達成しようとしてる」ってのが、なんかすごいことに思えるわけです。告知だ告知だといいますが、これ完全に告知の趣旨を超えてますよね。告知なら今のレターボックス化で十分すぎるわけです。引用元に画像があるので見ていただけたらと思いますが、来年4月以降の状態はもう嫌がらせ以外の何物でもないです。

地デジ普及率は確か3月時点で83.8%まで上がってる。つい最近までは半分ぐらいだったと思ったけど、もう一気にアナログは少数派に追いやられている。このブログを見てくれた人の8割以上も地デジ対応済みで「こいつはなに言ってんだ?」って思うだろう。
もうここまで来たら、最後まで見届けたくなってきたなあ。本当にあそこまでの嫌がらせをするのか?来年4月までは地デジ化を見合わせようかと思う。